京の桜に酔う
ことしは桜の開花以降、冷え込んだせいもあっていつもより長く桜を楽しめている。それでもソメイヨシノの見頃はそろそろ終わりだ。だが、京都ではまだまだこれから見頃を迎える桜も多い。
京都御苑では八重の桜が見頃。誰でも入ることができるので、花の下でお弁当を広げる家族連れなども多く、気軽に花を楽しめる。
いまが見頃なのが平安神宮のしだれ桜。池に映る紅しだれはあでやかだ。11日までライトアップ&紅しだれコンサート開催中。
岡崎疎水のソメイヨシノはそろそろ落下盛ん。桜吹雪の中、十石舟に乗るのも風情がある。
賀茂川堤のソメイヨシノは本数も多く、遠目に見ると薄紅色の雲のように見える。遠くの山とのコントラストも美しい。上は大文字山を背景に、北大路橋から。下は北山大橋から。北山大橋の方が北にある分、花が少しだけ遅いように思える。まさにいまが見頃の美しさだ。
北大路橋から北山大橋の間の賀茂川左岸には「半木の道」と呼ばれる散策路がある。ここは紅しだれが美しい。少し離れて眺めると、花の滝のように見えるところもある。桜は花一つ一つも美しいが、遠目にmassとしてみるのも趣がある。
京都市植物園にも桜は多い。ソメイヨシノやしだれ桜がまとまった桜の林がある。見渡す限り満開の桜。ちょっと息が詰まりそうなぐらいだ。夜はライトアップされ神秘的な雰囲気(4月11日まで)。こちらもいまが見ごろ。
写真はいずれも4月9日撮影。あいにく曇りだったので、ちょっと写真が暗いけどお許しあれ。
一日中京都の桜を堪能して、まさに花酔い気分で帰路についた。