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宇治 平等院

平安時代、宇治は嵯峨野とともに貴族に人気の高い別荘地だった。いずれも都からほどほどに離れ、風光明媚だ。嵯峨野は都から3時間ほど、宇治はさらに時間がかかったと考えられる。いまでいえば、大阪の人が湖北のあたりにセカンドハウスを持つような感覚だろうか。

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宇治のシンボル的存在でもある世界遺産の平等院も貴族の別荘のひとつだった。源融の持ち物だったという説と、陽成、宇多、朱雀天皇から宇多天皇の皇子・源雅信に受け継がれたという説がある。いずれにせよ、その後この別荘は藤原道長さんの手に渡り、息子の頼通さんの代になって、寺院とされた。

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源氏物語中、これをモデルとしていると思われるのが光源氏から夕霧に伝えられた宇治の別荘である。「椎本」の巻で、匂宮が初瀬詣の際に宿泊したところだ。宇治川をはさんだ対岸には宇治八の宮の山荘があった。こちらは宇治神社(=写真)あたりかと考えられる。

平等院は屋根上に鳳凰をいただき、鳥が羽を広げたような構造が美しい。阿字池にその姿が逆さに映る。創建当初は極彩色で青い空に朱塗りの建物が映え、華やかだったに違いない。

平等院創建当初の姿はCG映像で再現したものを平等院ミュージム鳳翔館で上映している。中堂は極彩色に彩られ、金色の阿弥陀如来像とともに極楽浄土の世界が表現されていた。

ミュージムでは鳳凰の実物(いま屋根にいるのはレプリカ)や、国宝の梵鐘、雲中供養菩薩26体なども間近に見ることができる。さまざまなポーズをとる雲中供養菩薩は躍動感にあふれ見ていて飽きない。私の好きな仏像群だ。

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写真は椎本の古跡のある彼方神社。宇治には好事家が建立した宇治十帖の古跡が点在する。

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