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源氏物語千年紀 嵐電記念プレミアム乗車券

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いよいよ源氏物語千年紀の年が明け、記念イベントや記念商品なども続々と登場するようになった。京福電気鉄道嵐山線、通称「嵐電」では、源氏物語千年紀を記念し「嵐電記念プレミアム乗車券」を発売している。

というわけで、先日嵐電に乗る機会があったので、その際、記念乗車券を1500円で購入した。四条大宮から嵐山方面へ、路面や住宅の間をゴトゴト走る嵐電は1両か2両編成のローカル線だが、ほのぼのするような風情があって好きだ。途中にはまるで無人の駅などもあり、昭和の匂いが漂っている。いま、毎時00分と33分には源氏物語千年紀にちなんだ「紫のゆかりちゃん」号が走っているそうだ。今回は残念ながら見かけなかったが、いずれは乗車してみたい。


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それはさておき、記念乗車券である。今回発売されたのは源氏物語屏風絵五十四帖シリーズの内、桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫、末摘花の6帖。デフラサーモという特殊印刷が使われ、絵のところどころがキラキラと光ってとてもきれいだ。桐壺では宮中の様子が描かれ、帚木では元服した源氏の様子、空蝉では碁を打つ空蝉と軒端荻の姿、若紫では雀の子が逃げるシーン、末摘花では光源氏と頭中将が末摘花邸の前で鉢合わせするところ。


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色鮮やかで華やかな絵は見ていて飽きないのだけど、どうも夕顔のシーンが納得いかない。光源氏らしき男性と、紅い女房装束の女性が簀の子を歩いている。簀の子というのは寝殿や対の屋の周囲に巡らされた濡れ縁のことだ。庭では女童が夕顔とおぼしき白い花を摘んでいる。

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こんなシーン、あったっけ。もし、女童が登場する夕顔の場面なら、玄関から出てきて扇を手渡すはずだし、光源氏が簀の子を歩いているはずがない。そう考えるとこれは、六条御息所邸の朝顔のシーンのようだけど、それなら花を手折るのは可愛らしい男童でなければいけない。いずれにせよ、何だか変なのだ。う〜ん。


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それともう一つ、これは記念乗車券なので、嵐電に乗車することもできる。1枚目は1日フリー切符。嵐電の乗降が自由にでき、乗車後は切符を持ち帰ることができる。そのほかの5枚は普通の乗車券。下車後は切符が回収されてしまう。ということは使うと手元に残らないじゃないか。というわけで、私はこれを使わず、手元に置いておくことにする。

なお、今後もこれはシリーズとして販売するそうだ。54帖全部集めるかどうかは、まだ決めていない。さて、どうしようか。

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