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枳穀邸(渉成園)の秋

Shouseien

枳穀邸は真宗大谷派本山の飛地境内地だ。周囲に枳殻(からたち)が植えられていたことからこう呼ばれる。元々は光源氏のモデルの一人といわれる源融の、六条河原院苑池の跡地といわれている。源融は嵯峨天皇の十二男。嵯峨源氏融流初代である。帝の子でありながら、臣籍に下り、その後右衛門督や大納言、左大臣などを歴任した点なども光源氏に似ている。

六条河原院は融が陸奥の国塩釜の風景を摸して作庭したものと伝えられる。現在の庭は1653年、宣如上人の依頼によって石川丈山が作庭したものが始まりとされている。その後、二度の火災で被害を受けたが明治初期ごろにはほぼ復興され、池や石組みなどは作庭当時とほとんど変わらないそうだ。

現在の枳穀邸周辺には何棟かのマンションが建ち、建物が借景になってしまった感があって、やや残念ではある。しかし、風趣に富んだ庭は四季折々美しい。今の時期なら、まだ名残の紅葉を楽しめるもしれない。

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