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賀茂別雷神社

一般的には「上賀茂神社」と呼び習わされる神社。京都市北区にある。祭神は賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)。

この神社で行われる賀茂祭=葵祭は9世紀初めごろから行われている歴史ある祭。平城天皇の勅命によって始められ、嵯峨天皇の時には齋院がたてられるようになった。次第に儀式としても整い、9世紀中頃には盛大なお祭りとして知られるようになった。紫式部は、この盛大な祭を物語の舞台として巧みに使っている。

祭では多くの公達が齋院に供奉して行列を作る。神社での祭儀は一般公開されていなかったが、御所から神社に至るルートはこの行列を見ることができた。人々は一目見ようと、遠方からも訪れたといわれている。身分の高い人は牛車を並べたり、檜皮葺の桟敷席を設けたりして行列を見ようとした。その中で起こったのが六条御息所と葵上の車争いだった。

これをきっかけに六条御息所は生き霊となり、光源氏の愛を失う。葵の上は光源氏の子供を生むが、命を落としてしまう。悲劇の始まりが華やかな祭というのは、ドラマチックな演出だ。

写真は同神社の細殿と立砂
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