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嵯峨野 野宮神社

源氏物語の賢木(さかき)の巻、六条御息所と光源氏の別れの舞台になったのが、嵯峨野の野宮神社。当時の嵯峨野は京から牛車で3時間もかかるような寂しい場所だ。娘と一緒に潔斎に入っていた六条御息所は一体どんな物思いにふけっていたのだろう。思い出すのは光源氏のことばかり。もう二度と会えないかもしれない恋しい人を思い浮かべてはため息をつく日々。

そんなくらしをしているところへ、秋も深まった9月7日、光源氏が訪れる。再会の喜びはいかばかりだっただろう。恋したことのある人なら、わかってもらえるだろう。そして一夜の語らい。二人は夜が明けるまで語り尽くした。別れ際、光源氏は六条御息所の手を捉え、離れがたい風情。大人の恋を感じる場面だ。

この、野宮神社は伊勢神宮に仕える斎宮が伊勢に向かう前に身を清めた場所。斎宮は天照大神の御杖代として伊勢神宮に遣わされる未婚の皇族女子のこと。当時、野宮神社は斎宮が変わる度に場所を変えて造営された。従って現在の場所とは異なるが、黒木の鳥居と小柴垣がかつての姿ををしのばせる。竹林と木々に囲まれた神社は静かなたたずまいだが、訪れる人は絶えない。

その中で、どうにも違和感を覚えるのが「えんむすび」の看板。良縁結婚を司っているのは本殿左にある「野宮大黒天」だそうだが、野宮の別れのシーンを思うと、どうもしっくり来ない。何だか六条御息所の怨霊が暴れ出しそうな気がするのだが。Photo

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