« 源氏物語に見る 王朝貴族の失敗学3 若妻から目を離してはいけません(1) | トップページ | 恋に効く?貴船神社 »

源氏物語に見る 王朝貴族の失敗学3 若妻から目を離してはいけません(2)

(昨日からの続き)
◆誰でもなびくと思ったら大間違いよ!

さらに、光源氏も失敗しました。彼は女性の気位というものを全く忘れていたようです。もちろん、空蝉だって光源氏ほどの貴公子に言い寄られれば多少は心が動くでしょう。ときめきもします。

だけどそれは所詮この場だけの遊び。慰み者にされて捨てられる恥を考えれば、彼になびく気持ちにはなれません。プライドの高い空蝉はそれ以降光源氏を拒み続け、光源氏はそれに反比例して彼女に惹かれていきます。「何をしても許される」という思い上がりが通じない女がいることに光源氏は気づいたようです。

このお話には後日談があります。光源氏は何とか無理算段して、もう一度空蝉の寝所に忍び込みます。ところが、それに気づいた空蝉は薄物の着物を残して部屋の外に逃げてしまいました。後に残ったのは空蝉の継娘。若くてピチピチのお嬢さんです。光源氏は彼女を抱き寄せて人違いに気づきましたが、行きがけの駄賃とばかりにこの娘とも関係してしまいます。見境がないというか、さすが17歳というか、彼はこの先も私たちを楽しませてくれそうです。(この項終わり)

※本稿は関西インターネットプレス(KIP)より転載いたしました。

|

« 源氏物語に見る 王朝貴族の失敗学3 若妻から目を離してはいけません(1) | トップページ | 恋に効く?貴船神社 »

古典文学」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

源氏物語」カテゴリの記事

源氏物語の失敗学」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 源氏物語に見る 王朝貴族の失敗学3 若妻から目を離してはいけません(1) | トップページ | 恋に効く?貴船神社 »